ダビスタ98攻略の足がかりに

初めてダビスタ98を遊ぶプレイヤー向けの攻略情報を掲載している。以下の情報を参考にプレイにすれば、破産を繰り返すような事態にはならないだろう。

基本的な操作を理解するにはニンテンドウパワー内のダービースタリオン98初心者講座遊び方シート(PDFファイル)を一読してほしい。最低限、雰囲気は掴めるはずである。

初期牧場を軌道に乗せる

自厩舎の選択
自厩舎とは牧場を作成するときに選択する厩舎のことである。選択しなかった厩舎は「おまかせ厩舎」と称され、入厩させるとオートで調教や出走登録を行ってくれる。そのおまかせ厩舎の中でも美浦所属の藤枝厩舎は馬の調子管理が抜群なため、自厩舎にはしないことを推奨する。自厩舎にしてしまうと、その効果を得られない。自調教に慣れるまで、有力馬は藤枝厩舎に預けると良いだろう。

序盤の種付け
初期の牧場では資金が乏しい上に繁殖牝馬の能力が低いため、種付け料が高い種牡馬を選んで一発狙うのは非常にリスクが高い。やはり最初は種付け料が安く、且つパラメータの優れた種牡馬を選ぶのが無難であろう。
序盤は「デビュー直後から順調且つ堅実に走る馬」を生産しながら牧場運営を軌道に乗せたいところだ。そこで求められるのは早熟なスピード能力と丈夫さである。種牡馬を選ぶ上でその点を意識しよう。種牡馬のパラメータで言うと成長型は早熟か普通。実績はB以上。体質はB以上。配合はアウトブリード(Stallion Listで種牡馬名が赤く表示されない)がベターだ。
おすすめはニッポーテイオーである。同馬は種付料180万でありながら実績A・安定Bでダートも走る(ダビスタ98のダート適性は△が◎扱い)。気性に難があるところを除けば優秀な種牡馬だ。その他パドスールやデュラブも優秀である。
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売却価格による能力判定
デビュー前に馬のスピード能力を測る方法として、売却価格の確認が有効である。売却価格は馬のスピード能力(素質ではなく3歳1月1週時点のSP値)が優れているほど高く、馬体重が重いほど価格が高い。同じ父と母、同じ成長型であれば体重は軽いか、価格の高い馬ほどスピード能力が優れている可能性が高いと言える。

育成テクニック(調教面)

自厩舎で自ら育成を行う際の基本的な方針を紹介する。以下を参考にしながら自身のスタイルを築いてほしい。

調教効果+αについて押さえる
まずは調教等が馬に及ぼす効果について押さえてほしい。まとめると以下のようになる。
内容 強さ 馬体減り SPアップ STアップ 根性アップ 気性良化
 ダート  単走  馬なり ±0Kg 体調維持
 強め -2Kg
 一杯 -4Kg
 併せ  馬なり -2Kg
 強め -4Kg
 一杯 -6Kg
 芝  単走  馬なり ±0Kg 体調維持
 強め -2Kg
 一杯 -4Kg
 併せ  馬なり -2Kg
 強め -4Kg
 一杯 -6Kg
 ウッド
 チップ
 単走  馬なり ±0Kg 体調維持
 強め -2Kg
 一杯 -4Kg
 坂路(故障しないが疲れやすい) -2Kg
-4Kg
 プール(馬体重維持に利用) -2Kg 体重調整
-4Kg
 出走(-4Kgは順調~相変わらず時のみ) -4~-8Kg ○×2 ○×2
 放牧 ×(-4)


早熟・普通・遅普通型の調教法
1~2月 坂路調教でスピードを鍛える。ベスト体重を把握する。
3~4月 調子を一旦落とし、「少しずつ調子は…」の状態になるまでダ併馬なりで根性を鍛える。
5~6月 ダ単強でSTを鍛える。低強度の調教で少しずつ調子を上向かせる。
7月以降 調子が順調以上の状態でデビュー。

晩成・超晩成型の調教法
ダ併強を中心にスタミナと勝負根性を仕上げる。スピードを鍛える調教は一切行わない。
理由は2点ある。一つは4月から入厩OK(「デビューの準備が出来ました」のコメント)が出る週までスピードが自然とアップする「スピードの成長」という現象にある。入厩OKはその馬の素質SP値の約2分の1に達したときに出るため、入厩OKが出る前にスピードを鍛える調教を行うと、スピードの成長の恩恵を無駄にしてしまうからだ。もう一つは一定時期まで調教による能力アップに蓋が設けられる「成長の壁」にある。晩成コメントの出た馬は入厩OKが出た水準からのスピードアップの調教効果がほとんど期待できない。
デビューまではしっかりとスタミナを強化し、デビュー後は積極的に出走させよう。レース出走によるスピードアップ効果は成長の壁とは無関係に得られる。

育成テクニック(デビュー後)

出走に際しての基本方針
レースに出走する週はダ単馬なりで馬に気合を入れること。
どの成長型の馬もなるべく夏にデビューさせ、年内オープン入り(2勝)を目標にローテーションを組む。
調子維持に自信がなければ、目標とするレースの1.5~2ヶ月前に短期放牧し、帰厩後は併せ調教で調子を一気に上げる。
秋のG1三連戦の前などはゆっくりと仕上げていく。急な調子上げ(併せ調教の濫用)はピークが過ぎるのも早い。
温泉設置後は放牧直前に坂路調教を行い、確実に温泉へ放牧させる。

故障予防の方針
疲れが溜まりやすい坂路調教や一杯調教はデビュー後なるべく行わない。
レース出走前後の強い調教はなるべく避ける。
連闘は厳禁。中3週が基本。

レース

状況や馬の能力に合わせた脚質選択や路線選択は結果に大きく影響する。ここではダビスタ98における基本的な傾向について考えてみよう。

距離条件
短い距離ほどスタミナの消費が激しくバテやすい。直線の長いコースで逃げ切るのは至難の業だろう。一方2400mを超えるような長距離では総じて逃げ・先行が決まりやすい。
一見スタミナ馬のほうが長距離に合っているように考えられるが、むしろ短距離のほうがスタミナを必要とする。長距離で必要な能力は気性の良さである。

芝・ダート
ダートは芝に比べバテにくい。またダートはスピードが削られるため、他馬との能力差が縮まり紛れも多い。なるべく前目で競馬しなければ勝機は薄いだろう。ダートで最も重要なのは当然ダート適性である。

重・不良馬場
重や不良馬場では直線の伸び脚が鈍るため、先行勢に押し切られる頻度が高くなる。特に内枠に入ったときは前につけられるように脚質選択には気をつけよう。

競馬場
直線の長い東京や京都では差し・追い込みが決まりやすい。函館や小倉など直線が短いローカル競馬場は、距離に関係なく先行が有利である。

その他のテクニック

故障中に調教
3歳時は丈夫な馬でもハ行やソエになることが多々ある。このとき坂路調教が有効である。坂路調教は疲れが溜まりやすい一方、絶対に故障しない(怪我を悪化させない)特徴がある。そのためハ行やソエのような調教可能な怪我の場合でも安心して調教を行える。故障中は馬体回復が毎週0~2Kgで一定のため、体重管理も容易である。

輸送を利用した体重削り
体重が増えてきたが調教したくないときは輸送による馬体減りを活用する。調教を行ってない状態で以下を繰り返す。
 例(6/4に安田記念に出す場合):東海Sに出走登録→出走回避→安田記念に出走登録…

セリで安く落札する
セリが終了する直前まで何もせず、「カーン」と音がなっている時にタイミングよく入札しよう。これで競り合うことなく落札が可能である。プレイヤーが入札しなくてもどんどん値が上がっていくときがあるが、そのような状況では成す術はない。